Google検索から生成AIの根拠付けが出来るようになった!!Vertex AI Grounding for Google Searchが公開されました #GoogleCloudNext
ども、 Google Cloud Next'24 現地参加組の もこ@札幌オフィスです。
初日のキーノートで、Google Cloud の機械学習プラットフォームである、 Vertex AIにおいて、Grounding for Google Search(Preview)が公開されました!
- Grounding overview | Generative AI on Vertex AI | Grounding with Google Search
- Ground responses for Gemini models
Vertex AI Grounding for Google Search とは?
生成AIにおける Groundingは、生成した回答が何を元に生成したかを、参照先を示しつつ生成する仕組みです。
キーノートでは、「401kの拠出限度額はいくらですか?」といった質問に対する回答として、Google 検索の結果を元にして生成している例を出していました。
現時点(2024/04/10)ではGemini 1.0 に対応しているそうです。
Vertex AI Grounding for Google Searchの仕組み
Vertex AI Grounding for Google Searchは、入力された文を元にGeminiとGoogle検索を組み合わせて回答を生成して、ユーザーに生成した内容、引用、Googleで検索するワードの3つを返却してくれる形となります。
これらのVertex AI Grounding for Google Searchを使用するためには「Google Search entry point」も合わせて有効化する必要があります。
この図やキーノートで紹介された例を見る限り、Geminiで既に学習されたモデルと、Google検索の結果を組み合わせて、より精度が高く、根拠立てた内容を出力できるようになっているように見えます。
Google Search entry pointとは?
さらっと出てきたGoogle Search entry pointですが、Vertex AI Grounding for Google Searchに合わせて公開された機能で、LLMが出力した回答に合わせて、Google検索をするときのワードを返してくれる機能です。
上記ドキュメントにて示されている例では、ユーザーがチャットで聞きたいことを文で書いた上で、LLMでGroundingされた文を表示しつつも、「追加でGoogle検索して情報見たいな〜」といったような場合において、Google検索への動線を作れる例が紹介されていました。
Pre-GA(申込みが必要)
これらの機能は現時点(2024/04/10)時点では、Pre-GAで使用には申込みが必要です。申込みはドキュメント記載のGoogle Formリンクより申請が可能です。
約1営業日以内に使えるようになるとのことなので、使えるようになりましたら利用感含めてご紹介できればと思います!
さいごに
Google検索で既に大量のデータをインデックスしているGoogle、いつかやべーのを出してくると思っていたのですが、ついに来ました。GeminiとGoogle検索との連携で更に精度も上がり、夢が広がる気がしています!
翌週 4月17日 (水)に振り返り勉強会を開催します!
Next '24 の翌週に帰国したばかりの現地参加メンバーが振り返り勉強会を行います!是非とも現地でご参加ください!
会場の入管管理のため参加申込が4月15日(月)までとなっているのでご注意ください!